KEIKO流子育て論

前回号が子育て論になってしまい、長くなったので続き

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子どもが勉強しなくて困っています

負けず嫌いを逆に利用

彼はとにかく負けず嫌い。
小さい頃は、パパは尊敬、ママはライバルだったんです。
だから、幼稚園の時にボーリングへ行き、
私より成績が悪いと、めちゃくちゃ怒る。
モノポリーをやって負けそうになると、盤をひっくり返す。
ゴルフでもいいショットが出来ないと、クラブを投げる(これはめちゃくちゃ叱りましたが。)

というように、とにかく負けず嫌いだったので、
ライバルが最初は私だったけど、
人との競争ではなく自分との戦いに変わっていきました。

つまり、我が家は順位なんて全然気にしません。
テストでいい点が取れなくても、
「よかったね~、分からないことがまた一つ見つかったね」

そんな声掛けをしていました。

だから、高校生の時に部活でスランプに陥って、
仲間がいい成績を出したら、素直に喜び、
でも、自分の不甲斐なさに、陰で隠れて泣いている姿を見たことがあります。

成績や順位は気にしません。
大学受験の時も、合格点が取れればそれでいいんです。
彼のライバルは、自分自身なんです。

おしゃべりやハグ

今でも何かの時はハグをして送り出します。
ハグが出来ない時は握手をしてエネルギーを送ります。
小さい時から恒例行事のようにやっているから、
彼は恥ずかしくないんでしょうね。
いや、本当は恥ずかしいと思ってるかも。
だけど、私は気にしませーん(笑)

根掘り葉掘り学校の様子や勉強の事、聞きません。
その代わり、彼が話をしてきたことに真剣に耳を傾けます。
その時に、ママはこう思う、ママならこうする、
あなたはどうしたい?あなたならどうする?
など、上から目線の話をしないように気を付けました。
というか、小4ぐらいから、彼の方がしっかりとした意見を持っていたの(笑)

そしたら、大学生になり、大学の友人と飲んでいる席で
(そこへ私も一人合流したんですが。そもそもこの設定が変わってるけどね)
酔っぱらってたんだと思うけど、
「この人さ(私の事)、学校の成績はあんまり良くないんだけど、
頭いいんだよね。」って友だちに私のこと話してるの。
めちゃくちゃビックリしました。
そんな風に思ってくれてるんだ。とてもうれしかったです。

本当にいろんなことを話します。
今では私も時々、相談とかしちゃいますよ。
世間で言う、友達親子です。これがよくないとか、
反抗期がなかったのはよくないとか、言う人いるけど、
私は気にしません(笑)

マネージャー

中学高校時代は、彼のマネージャーのような生活でした。
彼はゴルフ部だったのですが、とにかく練習のスケジュール管理、
試合のスケジュール管理、送迎をずっとしていました。
時には富士山の麓での試合、遠い~でも、車の運転頑張りましたよ。

試合の時は朝が早い。
化粧もせず彼の朝ごはん用のおにぎりを作り、荷物を持ち
試合会場へ到着後、化粧室でお化粧していました。
彼は試合の1時間半以上前にクラブハウスに着きたい人だったのですが、
車に乗っても助手席で寝ていることが多く、
到着10分前くらいに起こして、朝ごはんにおにぎりを食べる、
そんな生活でした。

そして、スタートを見送ったら、ひたすら車で待つ。
ハーフの上りが見れる会場ではそろそろ上がってくる時間に9番ホールまで行き、
彼の調子を確認、お茶を手渡し、また後半のスタートを見送り、車へ行き、
約2時間後の18番ホールで最後のパットを見に行く。

彼は、私が見ていることをいつも確認しているようでした。
必ず目が合うんですね。あっ、スタートの時も振り返って手を降ってくれましたよ。
その姿にママ友からは、いいな~とよく羨ましがられましたね。

学生のゴルフの試合は途中応援が出来ません。
だから、信じて待つしかできなかった。
小学校4年生から試合に参加させていただきましたが、
ルールを覚えるのに大変だし、マナーに厳しいスポーツです。
試合中は誰も助言できないんです。一人でルールブックを片手に
どう攻めていくか、どうリカバリーをするか考えないといけない。
それが彼をより強くしてくれたのかもしれませんね。
だから、実はインチキする子や、親の期待にプレッシャーになってる子、
いっぱいいましたよ。

自立

高校生の時に、「僕はこのままだとダメ人間になる。
だから、大学は家を出たい」と言いました。
前項のように、私はマネージャーだったから、
ある意味、手取り足取り、少し贅沢な暮らしをさせてしまっていました。
だから、大学は地元は1校も受験しませんでした。

一人っ子なのに、よく外に出したね、
と言われることありますが、本人が自立を望んだタイミングで
背中を押してあげることも親の大切な役割だと思っています。

そりゃ、寂しいですよ、だけど、今はSNSがあるから便利だし、
会いたくなったら会いに行っちゃうし(笑)

自分がずっと自立できていなかったからこそ、
彼には自分で考える力、自立をしてほしかったんです。
自立していたら、より楽しい人生になると思うんです。

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